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開放感が魅力。吹き抜けのあるリビング②

2023.02.17

こんにちは!スタッフの田原です👩

今回のブログでは、前回のブログに続き、

「吹き抜けリビング」

について紹介していきたいと思います。

(前回のブログは、こちらから!)

前回のブログでは、「吹き抜けリビング」のメリット・デメリットを

紹介させていただきましたが、

今回のブログでは、メリット・デメリットを踏まえた上での

「吹き抜けリビング」で後悔しないためのポイント

紹介していきたいと思います!


「吹き抜けリビング」で後悔しないためのポイントを、大きく4つの観点から紹介していきたいと思います。

【寒さ】

密・高断熱にする

「高気密」とは、外気が家の中に入るすき間がほとんどなく、家の中の空気を逃がさない状態のこと。

「高断熱」とは、断熱材を入れたり、断熱性の高い窓を設置したりすることで、家の中の温度が外気に左右されない状態のこと。

高気密・高断熱の家は外気の影響を受けにくく、冷暖房の効きが良くなるため、「吹き抜けリビング」の寒さを和らげることが出来ます。

 

② シーリングファンの設置

吹き抜けの場合、冷暖房の効きがあまり良いとは言えません。

そこで、吹き抜けの天井にシーリングファンを設置するのもオススメです。

シーリングファンを使用することで、上に集まりやすい暖かい空気と下に溜まりやすい冷たい空気循環して、室内の温度を一定に保つ効果が期待できます。

③ 適切なエアコン選

吹き抜けリビングにエアコンを設置する場合、リビングの畳数より大きめ(+2畳が目安)のエアコンを選ぶようにしましょう。

吹き抜けは容積が大きく、暖房の暖かい空気も上に上がってしまうため、エアコンのパワーには少し余裕がないと快適な室温にするのに時間がかかってしまいます。

【音・ニオイ】

前回のブログでもお伝えした通り、吹き抜けの場合は空間が仕切られていない分、音やニオイが筒抜けになってしまいます。

そういった場合に備えての対策を見ていきましょう!

〈音〉

家族の中で就寝時間が異なると、2階の寝室で聞こえるリビングの音が気になるという不満が出てしまうケースが考えられます。

対策としては、寝室の壁・ドアの防音性を高めるのに加え、寝室自体を吹き抜けから遠ざけるのも良いかと思います。

ドアは「引き戸」にすると、構造上すき間ができて音が漏れやすいので避けるのがベストです🚪

〈ニオイ〉

キッチンでの料理のニオイは、暖められた空気と共に高い場所に溜まることがあり、吹き抜け全体に広がりやすくなります。

対策としては、キッチンの形を「セミクローズド(半個室型)」タイプにしたり、IHやコンロと連動して動く換気扇にするのがオススメです。

また、吹き抜け部分に換気のできる窓を設置するのも👍✨

【建物の強度】

吹き抜けリビングは、主に2階の一部が床のない構造になるため、地震や台風などによる揺れが

長い柱や広い壁に直接伝わります。

こういった揺れの衝撃を柱や壁で支えやすいように一般的な住宅よりも構造を強化する必要があるため、

設計の段階で担当者としっかり相談をしていきましょう。

【メンテナンス】

吹き抜けの天井に設置する照明器具の電球の交換はとても大変なので、寿命の長いLED電球を使うようにしましょう。

もしくは、電動昇降タイプの器具を取り入れるのもオススメです。

手元のスイッチで簡単に照明を昇降できるため、電球の交換はもちろん、照明器具に溜まったホコリなどの掃除も可能になります。


「吹き抜けリビング」は開放感があり、室内がオシャレな雰囲気になりますが、

マイホームの印象を大きく左右する大事な空間なので、

実際に造る際はじっくり考えることも大切です。

デメリットをカバーする対策はありますので、

後悔しないために注意すべき点を考慮して、快適な住空間を造りましょう🏠