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新しい収納の考え方、「ファミリークローゼット」とは? ①

2022.08.26

こんにちは!スタッフの田原です👩

前回のブログで紹介した「ランドリールーム」と同様、

子育て世帯を中心に最近人気が高まっている「ファミリークローゼット」

今までの住宅は、私室それぞれにクローゼットを設けるのがスタンダードでしたが、

生活動線・家事動線を意識した快適な家づくりを考える中で、

「ファミリークローゼット」を取り入れる方が増えています。

今回のブログでは、そんな「ファミリークローゼット」のメリット・デメリットを

紹介していきたいと思います。


○「ファミリークローゼット」とは

「ファミリークローゼット」とは、家族全員の衣類などをまとめて収納する大きなクローゼットのことです。

大きさによっては、収納としてだけでなく、そこで身支度を整えたり、家事をしたりといったことも可能です

○「ファミリークローゼット」のメリット

①  家事動線が短縮できる

例えば、これまでの洗濯動線は、1階の洗濯機で洗い、2階のベランダに干し、リビングや和室などでたたみ、最後に家族一人ひとりの部屋に収納するという流れがほとんどかと思います。

このように洗濯家事は移動が多く、かなりの労力がかかるため、家事の中でも負担が大きいのではないでしょうか。

しかし、ファミリークローゼットに家族の衣類が集約されれば、衣類を片付ける場所が1ヶ所になるため、家事動線が短縮でき、効率がぐんとアップします。

②  整理整頓がしやすくなる

衣類だけでなく、バッグや帽子などもファミリークローゼットに収納することで、リビングや個室にモノが散乱しにくくなります。

また、モノの定位置が決まるため、「使ったら元の場所に戻す」という動作も習慣化しやすくなります。

③  掃除がしやすくなる

②にあったように、部屋にモノが散乱しにくくなれば、その都度、散らかった衣類やバッグなどをどかさずに掃除機がけが出来るようになります。

この掃除のしやすさで生活の負担が大きく変わり、暮らしやすさも格段に上がります。

○「ファミリークローゼット」のデメリット

①  ある程度の広さが必要

家族全員分の衣類等を収納でき、使いやすいファミリークローゼットにするには、それなりの広さが必要になってきます。

クローゼットの形によってはデッドスペースが生まれ収納力が下がってしまう可能性もあるため、家族構成や用途などを考慮した上で、ご自身に合う広さや形を検討してみて下さい。

②  朝などには混み合う可能性がある

ファミリークローゼットは家族全員で使う前提のものですので、朝の出勤や登校をする時間帯は、着替えや身支度のためにクローゼット内に家族が集まってしまい、混雑することということもあり得ます。

③  お子様が将来嫌がる可能性がある

お子様が小さいうちは、メリットが大きいファミリークローゼットですが、思春期に差しかかるとクローゼットの共有を嫌がるというケースも十分に考えられます。

そういった場合には備えて、お子様の部屋にも収納を設けたり、ファミリークローゼットの広さや収納の可変性も考慮したりする必要があります。


10月14日更新(予定)のブログ

「ファミリークローゼット」を設置する際のポイント・注意点を紹介しますので、

ぜひチェックしてみてください!